2014年06月

2014年06月30日

神道のことば(八)祭祀(36)皇室の祭祀(XV)賢所御神楽

皇室の祭祀(小祭)賢所御神楽
賢所御神楽(かしこどころみかぐら)とは、毎年十二月中旬、夕刻より宮中三殿賢所の前庭で、夜半に及ぶ御神楽を奉奏して神霊を慰める宮中祭祀のことで、古くは内侍所御神楽(ないしどころのみかぐら)とも云われ、宮内庁式部職楽部によって、簡略化された御神楽宮中三殿賢所で行われます。
御神楽
賢所御神楽は、およそ次のように行われるとのことです。
十二月十五日の午後四時、宮中三殿内の一切を新調し、天岩戸の前で天鈿女命(アメノウズメ)が踊った際に、素肌にまとったとも云われる植物=日陰蔓(ひかげかずら)で飾り尽くされた賢所に神饌が供えられ、掌典長が祝詞を奏上する。
そのころ御殿内外の提灯が点され、前庭で特別な勤労奉仕団の人々により約三十分交替で庭燎(にわび)が炊き始められる。
夕方5時、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)をお召しになった天皇陛下が、掌典長の先導で賢所の内陣へ進み、御玉串を奉って拝礼される。次いで、皇后皇太子皇太子妃が、順に殿内で玉串を奉って拝礼され、さらに皇族方、参列者も前庭階下より拝礼する。 
そのあと六時から、何と六時間(午前零時ころまで)に及ぶ御神楽が奉奏される。それが行われるのは、賢所の南庭に建つ神楽舎の中であるが、この建物には床も戸もなく、白砂が敷きつめられている。その北側の神前だけ開けて、三方に白黒の班幔(まんまく)を張り廻らす。
~中略~
この座に列する楽師(宮内庁楽部の楽人)たちは、古くから雅楽を世襲してきた楽家の子孫が多い。全体を指揮し舞いを努める人長のみ、腋の空いた袍の束帯に券纓(けんえい)の冠を被り剣を佩(は)くが、他の楽師は衣冠(いかん=束帯の略装)を着用する。神楽歌に伴奏する楽器は、笛、篳篥(ひちりき)、和琴(わごと)と笏拍子(しゃくびょうし)が使われる。 
御神楽天照大神にのみ捧げられるもので、外の者は誰も見ることはできない。とはいえ、ある関係者の公刊記録によれば、およそ次のとおりである。 
まず賢所輪榊(わさかき=枝に白い輪をつけた榊)が、南階の下で掌典長から人長に渡される。つぎに人長が、舎内中央の火燎(ほどころ=庭燎=にわび)の前で楽器の所役を召し出し、才技の試問(本番前のテスト)により神意を伺う。それから序曲の「庭燎」と「阿知女作法(あちめわざ)」があり、ついで手に採物(とりもの=榊など)を持ちながら、「採物」の神楽歌三種(いずれも五七調の古歌)が、本方と未方の掛け合いにより歌い続けられる。そして人長が輪榊を高くかざして「人長舞(にんじょうまい)」を舞うと、第一段階が終わる。 
そこで少し中起(なかだて=休憩)してから、第二段階へ移る際、人長が再び試問をおこなう。ついで「前張」(さいばり)の神楽歌は前の二種が両方の掛け合いにより、後の一種は全員で合唱する。そして人長が再び人長舞を優美に舞い納め、その輪榊を南階のしたで掌典に返す。
その頃、すでに夜半の零時を過ぎているが、輪榊はいったん賢所の神前に奉られてから、掌典が吹上御所へ参り侍従を介して献上する。
それまで六時間余り、天皇皇后両陛下をはじめ各皇族方は、それぞれの御所で静かに神威を仰がれ、「御榊献上」の連絡を受けてから就寝されるという。 



mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0) 神道のことば | 祭祀

2014年06月27日

神道のことば(八)祭祀(35)皇室の祭祀(XIV)香淳皇后例祭

皇室の祭祀(小祭)香淳皇后例祭
香淳皇后
香淳皇后例祭(こうじゅんこうごうれいさい)とは、の忌日(いみび)に因んだ例祭で、毎年、香淳皇后の崩御日に相当する六月十六日に宮中三殿皇霊殿で行われる祖先祭祀のことを云い、東京都八王子市の武蔵野東御陵(むさしののひがしのみささぎ)においても祭典が斎行されます。
武蔵野東御陵
先后よりも前の皇后の祖先祭祀は、春と秋の皇霊祭で執り行われます。

崩御日に相当する日より三年、五年、十年、二十年、三十年、四十年、五十年、百年、以降毎百年を式年祭とし大祭として祭祀を行ないます。 




mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0) 神道のことば | 祭祀

2014年06月26日

神道のことば(八)祭祀(34)皇室の祭祀(XIII)祈年祭

皇室の祭祀(小祭)祈年祭
宮中三殿
祈年祭(きねんさい)とは、年を祈る祭りであり、その年とは 年に一回稔ることから稲(=米)をはじめとする穀物(五穀)の稔りを意味し、稲穂を蒔く年の初めの二月十七日に、宮中三殿において、その年の穀物の豊穣(五穀豊穣)を祈る宮中の祭祀で、としごいのまつりとも云われ、春に田の神を山から迎え、秋に再び山へ送ると云う田の神、山の神の春秋去来の伝承の農耕儀礼が起こりで、平安時代中頃になると、天照大神を主に祀る祭祀と認識され、院政期には天照大神を奉祀する天皇の祭祀として厳修され宮廷儀礼としても行われるようになり、十一月二十三日に行われる、一年の収穫を感謝する新嘗祭(にいなめさい)と対になる祭祀のことを云います。

mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0) 神道のことば | 祭祀

2014年06月25日

神道のことば(八)祭祀(33)皇室の祭祀(Ⅻ)孝明天皇例祭

皇室の祭祀(小祭)孝明天皇例祭
孝明天皇
孝明天皇例祭(こうめいてんのうれいさい)とは、先帝以前三代天皇の忌日(いみび)に因んだ例祭で、毎年、孝明天皇の崩御日に相当する一月三十日に宮中三殿皇霊殿で行われる祖先祭祀のことを云い、京都市東山区の後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしのみささぎ)においても祭典が斎行されます。
孝明天皇後月輪東山陵
先帝以前三代よりも前の天皇の祖先祭祀は、春と秋の皇霊祭で執り行われます。

崩御日に相当する日より三年、五年、十年、二十年、三十年、四十年、五十年、百年、以降毎百年を式年祭とし大祭として祭祀を行ないます。



mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0) 神道のことば | 祭祀

2014年06月24日

神道のことば(八)祭祀(32)皇室の祭祀(Ⅺ)歳旦祭

皇室の祭祀(小祭)歳旦祭
宮中三殿
歳旦祭(さいたんさい)とは、一月一日(元日)の早朝、皇居内、皇霊殿の西の神嘉殿南庭において天皇陛下が親行なされる四方拝(しほうはい)に続き、同日午前五時三十分から宮中三殿(賢所、皇霊殿、神殿)において掌典長が主宰し、祝詞をあげ、午前五時四十分ごろ四方拝を済ませた黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)姿の天皇陛下天照大神をはじめ、皇祖(=天皇の先祖)天神地祇(てんじんちぎ=天つ神と国つ神、すべての神々)親拝し、五穀豊穣と国家国民の弥栄(いやさか)を祈る年始の祭典のことを云い、天皇陛下に続いて、黄丹袍(おうにのほう)姿の皇太子殿下が拝礼されます。



mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0) 神道のことば | 祭祀
いのちの育み
Honesty is the best policy
いのちの神さま
多賀大社 多賀大明神様
お伊勢参らばお多賀へ参れ
お伊勢お多賀の子でござる

我が家のルーツを知る
喜びと感謝!
感謝の縁 境涯を拓く 奇し
伊勢の神宮様
日本人の総氏神様御鎮座
日本人の心のふるさと

『平成26年はおかげ年』

『平成27年 むすひ
人と人とを結ぶ縁〜
心の中に思い描く連想』

『平成28年 むすひ
昭和天皇 今上陛下の
式年遷宮に込められた
御製と遷宮に寄せる思い〜
神道のまめ知識など』

『平成29年 むすひ
伊勢志摩サミットと神宮
神棚の特集など』
水の神さま
貴船神社樣
大地より龍神さま立ち昇る
氣の集まる 生命の根付
心一つに 縁結びの神さま
不易の智恵文化
日月の祈り
今井大権現神社様

『和』神佛習合文化の國
くすしの智慧で築く〃今〃
健康 富 仕合わせ基盤

自然界の神々への祈り
日月星辰
家筋 血筋 家庭の安泰
カテゴリ別アーカイブ