2014年11月

2014年11月28日

神道のことば(八)祭祀(131)神宮の祭祀(LXXVII)宇治橋渡始式(三)

神宮の祭祀 宇治橋渡始式(三)

伊勢の神宮に於いて、平成二十一年十月末の竣功を目指し、皇大神宮(内宮)神域を流れる五十鈴川に架かる宇治橋の架け替え工事の開始にあたり、工事の安全を祈願する、宇治橋修造起工式(うじばししゅうぞうきこうしき)が平成二十年七月二十六日に行われます。

午前十時、起工式には大宮司、神社本庁統理をはじめ神宮責任総代や地元関係者、工事を請け負う間組関係者など約九十人の参列のもと、奉仕員の禰宜(ねぎ)以下神職四人をはじめ純白の斎服を身に着けた技師と、青の素襖(すおう)姿掛明衣(かけみょうえ)と呼ばれる白布を肩からかけた工(はしこう)二人が内宮斎館前庭に列立する。
第三鼓no合図

宇治橋修造起工式 参進
第三鼓(太鼓を三回たたく)を合図に、第一鳥居、宇治橋を経て参進し、宇治橋の西方、国道をはさんで伊勢市宇治今在家町に鎮座する、皇大神宮(内宮)所管社であり、宇治橋守護の橋姫(はしひめ)の神を祀る饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)に着きます。饗土(あえど)とは、疫神や悪霊を防ぐ道饗祭(みちあえのまつり)を行う場所を意味します。
宇治橋修造起工式001
先ず、社殿横に設けられた祓所(はらえど)祓詞(はらえどことば)が奏上され、大麻と御塩で奉仕員や参列者らが祓え清められた後、神饌を奉奠し、禰宜が神前に進み、宇治橋の修造が滞りなく行われるよう祈願する祝詞を奏上し、続いて奉仕員全員で八度拝八開手をおこなった後、代表の大宮司や統理らにあわせて参列者全員が拝礼します。
宇治橋修造起工式002撤饌した後、奉仕員と参列者が宇治橋西岸の仮橋が架けられる位置に鋪設(しつらい=整い準備する)された祭場に移動し、技師が河岸に建てられた橋杭木槌三度打ち固め、続いて二人の橋工も同様に橋杭を打ち固めます。

その後、奉仕員ら一同は再度、饗土橋姫神社に戻って一拝し、無事に起工式のすべての次第を終えます。
 
こうして平成二十年夏以降、工事が進められ、年末までに宇治橋下手に、長さ六十三メートル、幅五メートルと、宇治橋よりひと回り小さな仮橋が架けられます。

宇治橋渡始式(四)に続く

宇治橋渡始式(直近は平成二十一年十一月三日) 
皇大神宮(内宮)    
宇治橋修造起工式
平成二十年七月二十六日  午前十時
仮橋修祓
平成二十年十二月二十七日 午前九時半
宇治橋万度麻奉下式
平成二十一年二月二日    午前十時
宇治橋渡始式
平成二十一年十一月三日  午前十時

        
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2014年11月27日

神道のことば(八)祭祀(130)神宮の祭祀(LXXVI)宇治橋渡始式(二)

神宮の祭祀 宇治橋渡始式(二)

今日のような宇治橋の原型となるものが造られたのは、永享六年(室町時代)、足利義教(室町幕府第六代将軍)の寄進によるもので、古くは、自然石を等間隔に並べた渡瀬(わたせ)や、簡素な板橋などを渡っていたとものと思われ、本来は、傷みが激しくなったら修繕したり、架け替えたりするもので、殿舎(でんしゃ)造替(ぞうたい=造り替える)とは別の工事でした。
宇治橋渡始式 明治
式年遷宮は室町時代になって一時途絶えますが、織豊(しょくほう=織田信長、豊臣秀吉)、徳川政権に至ってほぼ復活し、明治二十二年十月の第五十六回神宮式年遷宮に合わせて、同年三月二十六日に宇治橋の竣功をお祝いして渡始式(わたりはじめしき)が行われて以来、式年遷宮の造営の一環として修繕または造替が実施されるようになりました。
宇治橋渡始式 昭和
戦後、昭和二十四年が遷宮の年にあたっていましたが、国家の庇護を離れた神宮にとって費用の捻出が困難であったため、篤い国民奉賛が寄せられることとなり、その年には宇治橋の架け替えだけを行い、四年遅れで遷宮を斎行することができました。以来、宇治橋の架け替えは式年遷宮に先立って式年遷宮の四年前に行われるようになります。

宇治橋渡始式(三)に続く

宇治橋渡始式(直近は平成二十一年十一月三日) 
皇大神宮(内宮)    
宇治橋修造起工式
平成二十年七月二十六日  午前十時
仮橋修祓
平成二十年十二月二十七日 午前九時半
宇治橋万度麻奉下式
平成二十一年二月二日    午前十時
宇治橋渡始式
平成二十一年十一月三日  午前十時

        
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2014年11月26日

神道のことば(八)祭祀(129)神宮の祭祀(LXXV)宇治橋渡始式(一)

神宮の祭祀 宇治橋渡始式(一)

皇大神宮(内宮)入口の五十鈴川に架かる古くは御裳濯橋(みもすそばし)と呼ばれた宇治橋(うじばし)は、聖域と俗界を繋ぐ架け橋とも云われ、 嘗て天下無双の神橋と誇ったこの木造の和橋(わきょう=純和風の橋)式年遷宮と同様二十年毎に架け替えられます。

神宮式年造営庁(総裁=鷹司尚武神宮大宮司)では、第六十二回神宮式年遷宮に於ける、宇治橋の架け替えに関する日程を、平成二十年七月二十六日に起工式、平成二十一年十一月三日に渡始式としました。
宇治橋渡始式005
起工式から渡始式までの四つの行程は以下の通りになりますが、遷宮諸祭に数えられるのは、宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)だけとなっています。
宇治橋修造起工式(うじばししゅうぞうきこうしき)
↓ 
仮橋修祓(かりばししゅばつ)
↓ 
宇治橋萬度麻奉下式(うじばしまんどぬさほうげしき)
↓ 
宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)

先ず、平成二十年七月二十六日に、宇治橋の架け替え工事の安全を祈願する宇治橋修造起工式(うじばししゅうぞうきこうしき)、同年十二月二十七日には宇治橋よりひと回り小さな仮橋が完成し、その仮橋の安全を祈願する仮橋修祓(かりばししゅばつ)、 翌二十一年二月二日に、宇治橋の解体工事に先立ち、御橋に納められている萬度麻(まんどぬさ)を外す宇治橋萬度麻奉下式(うじばしまんどぬさほうげしき)が行われ、そして、平成二十一年十一月三日、宇治橋の竣功(しゅんこう=工事の完成)を祝い、橋の安全を祈願する宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)が行われます。

宇治橋渡始式(二)に続く

宇治橋渡始式(直近は平成二十一年十一月三日) 
皇大神宮(内宮)    
宇治橋修造起工式
平成二十年七月二十六日  午前十時
仮橋修祓
平成二十年十二月二十七日 午前九時半
宇治橋万度麻奉下式
平成二十一年二月二日    午前十時
宇治橋渡始式
平成二十一年十一月三日  午前十時

        
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2014年11月25日

神道のことば(八)祭祀(128)神宮の祭祀(LXXIV)鎮地祭(六)

神宮の祭祀 鎮地祭(六)

第六十二回神宮式年遷宮豊受大神宮(外宮)に於ける鎮地祭(ちんちさい)は、平成二十年四月二十五日、午後一時より斎行されます。正午過ぎに御正宮近くの三ツ石前の川原祓所(かわはらのはらえど)に、神饌忌物(いみもの=鎮め物)が入った大小の辛櫃(からひつ)と、番(つがい)の白鶏(しろかけ)の生調(いきみつぎ)が入れられた伏籠(ふせご)が置かれ、その脇には、五色の幣がたなびく中、修祓の儀が行われます。

時を告げる太鼓の音が宮域内に鳴り響く
外宮 鎮地祭

鎮地祭 修祓の儀
八名の神職と白と紫の(あこめ)の装束に、額には白練絹(しろねりぎぬ)清冠(せいかん)物忌の童女が参進し、先ずは、神職の一人が拝礼し、祓詞(はらえことば)を奏上して祓所(はらえど)を清めます。次に、二人の神職が(さかき)辛櫃伏籠を清め、神職と物忌の童女のお祓いを済ませ、祝文(しゅくぶん=神に祈る文)を奉上し、修祓の儀が終了します。
鎮地祭 外宮 物忌の童女
その後、新御敷地へと場所を移して、豊受大神宮(外宮)鎮地祭皇大神宮(内宮)とほぼ同様の規模と式次第で粛々と斎行され恙なく終了します。
鎮地祭 多賀宮
両宮(内宮、外宮)御正宮鎮地祭に続いて、それぞれの第一別宮(荒祭宮、多賀宮)新御敷地に於いても行われ、五月二日までに十四別宮すべての鎮地祭がほぼ同様に行われていきます。

鎮地祭(むすひ)

鎮地祭(直近は平成二十年四月二十五日~五月二日)      
皇大神宮    四月二十五日 午前九時より
(皇大神宮別宮)十宮      
荒祭宮    四月二十五日 午前十一時より  
月読宮     四月二十六日 午前十時より    
月読荒御魂宮 四月二十六日 午前十一時より    
伊佐奈岐宮     四月二十六日 午前十時より  
伊佐奈弥宮     四月二十六日 午前十一時より  
滝原宮    四月二十八日 午前十時より  
滝原並宮    四月二十八日 午前十一時より  
伊雑宮    四月二十八日 午前十時より  
風日祈宮    五月一日     午前十時より  
倭姫宮    五月一日     午前十時より

豊受大神宮     四月二十五日 午後一時より  
(豊受大神宮別宮)四宮      
多賀宮    四月二十五日 午後三時より  
土宮                五月二日     午前十時より  
月夜見宮    五月二日     午前十時より  
風宮                五月二日     午前十一時より   

        
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2014年11月21日

神道のことば(八)祭祀(127)神宮の祭祀(LXXIII)鎮地祭(五)

神宮の祭祀 鎮地祭(五)

鎮地祭(ちんちさい)は、大宮地(おおみやどころ)に坐(ま)す神に祈りを捧げ拝礼した後、続いて再び権禰宜(ごんねぎ)物忌の童女が祭場の中央に進み出て、物忌の童女(こも=むしろ)の上の忌鎌(いみかま)を手に取り、権禰宜とともに中央の黄幣(おうへい)の前に並び、その後、物忌の童女がしゃがみ込み忌鎌を持った両手を頭上に振りかざす所作の忌鎌(いみかま)を執(と)りて草を刈り初(そ)むの儀を行ないます。
忌鎌 鎮地祭
物忌の童女は一礼し、権禰宜に伴われ今度は東北の角にある青幣(せいへい)の前に進み、東北を向いて同じ所作を行ない、続いて、南東の赤幣(せきへい)、南西の白幣(びゃくへい)、北西の黒幣(こくへい)の順で、それぞれの方角に向かって同様の所作で、忌鎌(いみかま)を執(と)りて草を刈り初(そ)むの儀を行ないます。
忌鍬 鎮地祭
忌鎌(いみかま)を執(と)りて草を刈り初(そ)むの儀が終わると、続いて今度は忌鍬(いみくわ)を持って頭上に振りかざす所作の忌鍬(いみくわ)を執(と)りて御敷地(みしきち)を穿(うがち)(そ)め奉(まつ)るの儀が行われます。鎌よりも大きな鍬は物忌の童女の手に余るため権禰宜もしゃがんで物忌の童女の介添えをし、次に権禰宜忌鍬を持って立ち、幣に向かって左、右、左の順番でゆっくりと振り下ろす所作を行ないます。この儀式も、黄幣、青幣、赤幣、白幣、黒幣の順で各方角に向かって行われます。

つまりこの一連の儀式に於いて、御敷地の雑草を鎌で刈り払い、掘立柱(ほったてばしら)が建てられるよう鍬で穴を掘りはじめる役を担うのが物忌の童女で、この物忌の童女には宮地(みやどころ)に坐す神々の見守りが約束され、その神々の中には興玉(おきたま=奥魂=大宮地の地中の奥まったところに坐す霊)も必ず手助けをして下さることが信じられています。

儀式を終えると、権禰宜物忌の童女は、忌鍬心御柱の北側の地中に納め奉安し、神職一同で一礼、参列者も拝礼して皇大神宮(内宮)に於ける鎮地祭の祭儀は終了します。

鎮地祭(六)に続く

鎮地祭(直近は平成二十年四月二十五日~五月二日)     
皇大神宮    四月二十五日 午前九時より
(皇大神宮別宮)十宮      
荒祭宮    四月二十五日 午前十一時より  
月読宮     四月二十六日 午前十時より    
月読荒御魂宮 四月二十六日 午前十一時より    
伊佐奈岐宮     四月二十六日 午前十時より  
伊佐奈弥宮     四月二十六日 午前十一時より  
滝原宮    四月二十八日 午前十時より  
滝原並宮    四月二十八日 午前十一時より  
伊雑宮    四月二十八日 午前十時より  
風日祈宮    五月一日     午前十時より  
倭姫宮    五月一日     午前十時より

豊受大神宮     四月二十五日 午後一時より  
(豊受大神宮別宮)四宮      
多賀宮    四月二十五日 午後三時より  
土宮                五月二日     午前十時より  
月夜見宮    五月二日     午前十時より  
風宮                五月二日     午前十一時より   

        
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