2015年09月

2015年09月30日

神葬祭(一)神葬祭の流れ

神葬祭(一)

神葬祭の流れ 

神葬祭の流れ
神道は日本古来の自然崇拝・祖先崇拝を基調として自然発生的に生まれた民俗信仰であるため、神葬祭には、全国的に統一された祭式(式次第)は無く、各地域によって、葬祭を行う神社によって、さらに言えば斎主となる神職によっても、異なった祭式となります。

例えば、遷霊祭は通夜祭の中の一儀式として行う場合もあれば、通夜祭から時間を置いて、葬場祭の前に行う場合もあり、また、自宅を出棺する際に出棺祭遷霊の後に霊前祭等を行う場合もあります。



次回より、神葬祭の概要を示していくことにします。


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2015年09月29日

神葬祭(一)神葬祭の特徴

神葬祭(一)

神葬祭の特徴
神道において死とは穢れであるため、神の鎮まる聖域である神社で葬祭を行うことはほとんど無く、故人の自宅か、または別の斎場にて行います。

諡号(おくりな)
佛教では、多くの宗派で、死後の名前として僧侶に戒名や法名を付けてもらうが、神道ではそれに当たるものは諡号である。
佛式の位牌にあたる霊璽(御霊代)には、大体の場合は、故人の氏名が先ず書かれ、最近は無い場合が多いが、戒名と同様にその次に故人の性質業績や亡くなった時節などをあらわす尊称を連ね、最後に年齢性別に応じるが、成人男性の場合「大人(うし)」、女性の場合は「刀自(とじ)」などでくくられる形で霊号が墨書きされる。
 
「大人」以外には「若子(わかひこ)・童子(わらこ)・郎子(いらつこ)・彦・老叟(おおおきな)・翁・大翁・君・命・尊」「刀自」以外には「童女(わらめ)・郎女(いらつめ)・大刀自・媼(おおな)・大媼・姫・媛」など死亡年齢や業績に応じた呼称が贈られることもある。

諡号の例としては、〇〇〇〇美志真心高根大人、〇〇〇〇早苗童女(幼くして亡くなった女の子)
(〇〇〇〇は氏名)のように贈られる。

法名料・戒名料が存在しない
神葬祭では前述の通り年齢・性別で区別するのみであるので、佛教の葬儀における法名料や戒名料がかかることがない場合がほとんどである。


玉串奉奠(たまぐしほうてん)
佛式の場合、葬儀においては焼香をし、霊前には線香を立てるが、神葬祭では焼香や線香を用いることはまず無い。神葬祭においてこれに当たるものは玉串奉奠である。玉串とは榊などの木の枝に紙垂を付けたものである。参拝者の真心を表す紙垂を供えることに意味があるため、榊が大量に用意できない地域などでは、大きな榊の木に紙垂を順に掛けていく掛け玉串という形で行われることもある。容器に米や酒を注ぐ献米や献杯の場合もある。


 
神道の墓は奥津城(おくつき 奥都城、奥城)と言う。形は一般に神宝天叢雲剣(または烏帽子を象って頂点を尖らせるが、そうでない場合もあり、正面に「〇〇家奥津城」と刻む。お参りをするときは線香は立てず、榊・米・塩・水・酒等を供える。もちろん、故人が生前好んだ食べ物や花を供えても差し支えない。

祖霊舎(みたまや 御霊舎、御霊屋)
祖霊舎とは、佛式の佛壇に当たるものである。たいていは檜製で、一般に佛壇よりも簡素なものである。通常、神棚の下に祭る。普段の拝礼の作法、お供えなどは神棚と同じように行うが、順番は神棚を先、祖霊舎を後にする。



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2015年09月28日

神葬祭(一)神道の死生観

神葬祭(一)

神道の死生観

神道の死生観
神道は祖先を崇敬する信仰が基になっており、氏族の始祖を氏神(うじがみ)として崇敬し、祖先を自分たちの守り神として崇敬します。
神道においては、人はみな神の子であり、神のはからいによって母の胎内に宿り、この世に生まれ、この世での役割を終えると神々の住まう世界へ帰り、子孫たちを見守る ものとし、人は死後、家族や親族を見守る御霊となって祖先神の仲間入りをすると考えます。この、人と神の連続性は、神道の大きな特徴であり、従って、神葬祭は故人に家の守護神となっていただくための儀式になります。

元来、私たち日本人は、生死を神々のはからいと考えており、江戸中期の豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の祠官であった、中西直方は「死道百首」の中で、日の本に生まれ出にし益人(ますびと)は神より出でて神に入るな
り と詠んでおり、これは、祖先の神々から出たものは、やがて一生を終えると祖先の神々の所へ帰っていくのだという意味であり、この歌は、神々の世界から生まれ出て、やがて一生を終えると神々の世界へ帰って行くという、日本人の死生観を実に明確に表しているものといわれています。

そして、死者の世界は、私たちの生活の場の近くにあって常に交流があり、私たちを草葉の陰から見守ってくれるものと信じられています。


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2015年09月25日

神葬祭(一)神葬祭について(二)

神葬祭(一)

神葬祭について(二)
日本固有の信仰に基づく葬儀は、佛教伝来以降の大宝二年(七〇二)に行われた持統天皇の大喪(天皇の葬儀)から佛教色が強まり、つづく文武天皇・元明天皇・元正天皇の大喪もこれに倣って行われるようになりました。また中世以降は、佛教の興隆とともに公家や武士にまで佛式の葬儀が広まりました。

さらに江戸時代に入って徳川幕府がキリスト教の禁教とともにキリスト教蔓延防止のための寺請制度(てらうけせいど=人々は必ずどこかの寺に所属しなければならないという制度)を実施し、一般庶民をそれぞれの寺院に檀家として所属させることで佛葬(佛式の葬儀)が強制されることになり、一般にも定着したのです。

こうした中、江戸時代の半ばごろから国学の興隆によって、復古廃佛思想が復活し、国学者たちが日本古来の精神・文化に立ち返ろうと訴える中で、神葬祭の研究も行なわれるようになり、我が国古来の信仰に基づいた葬儀のあり方を見直す動き(神葬祭運動)が起こり、日本固有の伝統葬法が復活してくるわけです。

明治時代になって、政府の神祇政策の一環として一時期神葬祭が奨励されますが、やがて信教の自由という時代の趨勢によって、葬祭は個人の信仰に任すということになり、今日に至っています。

神葬祭は、日本固有の葬儀を土台に整えられた葬儀式であり、厳かで儀式もわかりやすく、しかも質素なことから、今日では神葬祭が増える傾向にあります。



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2015年09月24日

神葬祭(一)神葬祭について(一)

神葬祭(一)

神葬祭について(一)
神道(しんとう)で行われるお葬式のことを、神葬祭(しんそうさい)といいます。

現在、日本で行われる葬儀の多くは佛教式(ぶっきょうしき=佛式)で行われていますが、地方に残る葬送民俗の中には、仏僧の関与にもかかわらず固有の葬法が色濃く残っており、枕飯(まくらめし)北枕(きたまくら)、葬列の松明(たいまつ)(ほうき)、埋葬後のお祓いなどは、佛教とは関係ないものです。

もともと我が国には佛式ではない固有の信仰に基づく葬儀があり、現存する最古の書である古事記に記載される天若日子(あめのわかひこ)の葬送の様子や、古墳の出土品からも、古代における葬儀を窺い知ることができます。

(原文)
故、天若日子の妻、下照比売の哭く声、風の与響きて天に到りき。是に天在る天若日子の父、天津国玉神及其の妻子聞きて、降り来て哭き悲しみて、乃ち其処に喪屋を作りて、河鴈を岐佐理持と為、鷺を掃持と為、翠鳥を御食人と為、雀を碓女と為、雉を哭女と為、如此行ひ定めて、日八日夜八夜を遊びき

(現代語訳) 
天若日子(あめのわかひこ)の妻の下照比売(したてるひめ=大国主の娘)の泣く声が、風に乗って響き、高天原まで届きました。高天原の天若日子(あめのわかひこ)の父親、天津国玉神(あまつくにたま神)とその妻子が聞いて、地上に降りて嘆き悲しみました。 
そこに喪屋(もや)を作って、川雁(かわかり)を食べ物を運ぶ役目として、鷺(さぎ)を掃除係として、翠鳥(かわせみ)を神に供える食物を用意する係りとし、雀(すずめ)を碓女(=米をつく女)とし、雉(きじ)を哭女(泣き女)という具合に葬式のやるべきことを定めて、八日八夜の間、踊り食べて飲み遊んで、死者を弔いました。


天若日子あめのわかひこ
出雲の国譲りの際、高天原から第二の使者として派遣された神で、弓矢を授かって地上に降りたが、大国主命(おおくにぬしのみこと)の娘の下照比売(したてるひめ)と結婚して八年間復命を怠った。雉(きじ)がその理由を問うために派遣されたが射殺してしまい、矢は高天原に達したのちさらに地上に投げ返され、その矢に当たって死んだ。(古事記)


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