天つ罪 国つ罪

2013年11月12日

神道のことば(一)天つ罪 国つ罪(2)国つ罪

現在の大祓詞は、天つ罪 国つ罪 許許太久(ここだく)の罪出でむとなっていますが、
本来、延喜式に収録されている大祓詞は、天つ罪 畦放 溝埋 樋放 頻蒔 串刺 生剥 逆剥 屎戸 許多の罪を天つ罪と法り別けて 国つ罪 生膚断 死膚断 白人 胡久美 おのが母犯せる罪 おのが子犯せる罪 母と子と犯せる罪 子と母と犯せる罪 畜犯せる罪 昆ふ虫の災 高つ神の災 高つ鳥の災 畜仆し蟲物する罪 許多の罪出でむとなっています。
国つ罪に差別的な表現があるとして、天つ罪 国つ罪の罪名の部分は削除されたものが、現在、大半の神社で用いられております。


天つ罪と国つ罪(=天津罪と国津罪)
天つ罪と国つ罪は、神道における罪の考え方で、人が犯すかもしれない罪を天つ罪と国つ罪の二種類に分けたものです。
天つ罪は主として農耕生活に対する侵害行為で、国つ罪は共同生活に対する侵害行為であるが、国つ罪は寧ろ神の怒りを招くような穢れという意味の罪を示しています。

たまゆら






つ罪 (くにつつみ)
国つ罪とは、人が犯してはならない不法行為や禁忌(きんき)のみならず、病気や先天的身体障害や自然災害を含んだ罪のことで、今の時代の考え方では罪に当たらないものや、差別的なものも含まれており、現在の大祓詞からその罪名は削除され宣べられておりません。




不法行為や禁忌、病気、自然災害などの十三種の罪(=国つ罪) 
 
生膚断(いきはだたち)  生きている人の肌に傷をつけること(傷害罪)  
 
死膚断(しにはだたち)  死んだ人の肌に傷をつけること(死体損壊罪)又は、傷つけて死に至らしめる(傷害致死罪)
 
白人(しろひと)    肌の色が白くなる病気(白癩)
 
胡久美(こくみ)   背中に大きな瘤(こぶ)ができること(せむし)
 
おのが母犯せる罪   実母との相姦(近親相姦)  

 
おのが子犯す罪    実子との相姦(近親相姦)   

 
母と子と犯せる罪  他人の女とその娘を犯すこと(不倫)上通下通婚(おやこたわけ)  
 
子と母と犯せる罪   他人の女とその母を犯すこと(不倫)上通下通婚(おやこたわけ)

畜犯せる罪   家畜を相手に性欲を満足させること(獣姦)
馬婚(うまたわけ)牛婚(うしたわけ)鶏婚(とりたわけ)犬婚(いぬたわけ)

昆虫の災   地を這う昆虫やムカデ、蛇などによる災難

高つ神の災   雷など天災地変による災難

高つ鳥の災   空を飛ぶ鳥などによる災難

畜仆し(けものたおし)蠱物(まじもの)する罪   
家畜類を殺し、その屍体で他人を呪い殺すこと 蠱道(こどう)


このことから、国つ罪とは、国民並びに地域社会の一員として、遵守すべき倫理や道徳的の基、或いは、優秀な民族の維持繁栄、如いては日本人たる種の保存に関して背くことが罪であると云えましょう。



mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0)

2013年11月11日

神道のことば(一)天つ罪 国つ罪(1)天つ罪

現在の大祓詞は、天つ罪 国つ罪 許許太久(ここだく)の罪出でむとなっていますが、
本来、延喜式に収録されている大祓詞は、天つ罪 畦放 溝埋 樋放 頻蒔 串刺 生剥 逆剥 屎戸 許多の罪を天つ罪と法り別けて 国つ罪 生膚断 死膚断 白人 胡久美 おのが母犯せる罪 おのが子犯せる罪 母と子と犯せる罪 子と母と犯せる罪 畜犯せる罪 昆ふ虫の災 高つ神の災 高つ鳥の災 畜仆し蟲物する罪 許多の罪出でむとなっています。
国つ罪に差別的な表現があるとして、天つ罪 国つ罪の罪名の部分は削除されたものが、現在、大半の神社で用いられております。


天つ罪と国つ罪(=天津罪と国津罪)
天つ罪と国つ罪は、神道における罪の考え方で、人が犯すかもしれない罪を天つ罪と国つ罪の二種類に分けたものです。
天つ罪は主として農耕生活に対する侵害行為で、国つ罪は共同生活に対する侵害行為であるが、国つ罪は寧ろ神の怒りを招くような穢れという意味の罪を示しています。

素戔男尊














天つ罪
(あまつつみ)
天つ罪とは、高天原(天上)で素戔男尊(すさのおのみこと)が犯した八種の罪のことです。
姉の天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)に対し、弟の素戔男尊が悪行を働いたことで、天の岩戸隠れをなされる原因となった罪こそが、天つ罪です。
その悪行の内容たるや、農耕を妨害する禁忌(きんき)や、神事の神聖性を侵犯する非道な行いの数々でありました。



農耕妨害や神聖冒涜の八種の罪(=天つ罪) 
 
畔放(あはなち) 他の畔を壊すこと 
 
溝埋(みぞうめ) 田に水を引くために設けた溝を埋めること 
 
樋放(ひはなち) 田に水を引くために設けた樋を壊すこと 
 
頻播(しきまき) 他の人が種を蒔いたところに重ねて蒔いて作物の生長を妨げること 
 
串刺(くしさし)   他人の田畑に自分の土地であることを示す杭を立て横領すること 
 
生剥(いきはぎ) 生きている馬の皮を剥ぎ殺傷すること 
 
逆剥(さかはぎ) 馬の皮を尻のほうから剥ぎ殺傷すること  
 
屎戸(くそへ)   祭場を糞などの汚物で汚すこと  


このことから、天つ罪とは、国家や地域など、社会生活の基盤たる共同体の維持に関する秩序に対して背くことが罪であると云えましょう。



mahorakususi at 17:39|PermalinkComments(0)
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