社格

2014年01月23日

神道のことば(七)社格(13)准勅祭社

慶応三年、徳川将軍慶喜大政奉還により徳川幕府三百年の江戸時代に終止符が打たれ、これを受けて明治天皇は、王政の復古を宣言し、江戸を東京と改め、翌慶応四年、元号を明治と改め、江戸城を皇居と定められ、ここに新しい首都、東京が始まることになりました。

府中六所神社





准勅祭社(じゅんちょくさいしゃ)
明治元年に定められた、東京の鎮護と万民の安泰祈願するための東京近郊の主だった神社=十二社のことを云い、勅使が参向して祭祀が執行される勅祭社に準ずる社格とされ、明治天皇は勅使を参向奉幣し祈願しましました。明治三年には廃止された一時的な社格で、それぞれ府県社、郷社となりました。


准勅祭社十二社
富岡八幡宮(とよおかはちまんぐう)=深川八幡

芝大神宮(しばだいじんぐう)=芝神明宮、飯倉神明宮

山王日枝神社(さんのうひえじんじゃ)=山王権現

赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)=氷川明神

根津神社(ねづじんじゃ)=根津権現

神田神社(かんだじんじゃ)=神田明神

亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)=東宰府、亀戸天満宮

白山神社(はくさんじんじゃ)=白山権現

品川貴船社(しながわきふねしゃ)
品川神社=北の天王、北品川稲荷社
荏原神社=南の天王、貴布彌大明神

王子神社(おうじじんじゃ)=王子権現

府中六所神社(ふちゅうろくしょじんじゃ)=六所宮、大國魂神社
 
武蔵国鷲宮神社(むさしのくにわしのみやじんじゃ)=土師の宮
 


後に、遠隔の元准勅祭社である東京都府中市府中六所神社(=六所宮、大國魂神社)と埼玉県久喜市武蔵国鷲宮神社を外した十社を 、東京十社と称し、十社巡りの崇敬を集めています。



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2014年01月22日

神道のことば(七)社格(12)勅祭社

天皇陛下におかれましては、国家と国民の安寧と繁栄、世界の平和を、宮中祭祀などにおいて、絶えず祈念なされておられます。
また、伊勢の神宮をはじめ全国各地の神社においても恒例の祭祀(=例祭)、臨時祭などの祭礼が厳粛に行われ、皇室の弥栄と国家の安寧を祈願しています。
氷川神社






勅祭社(ちょくさいしゃ)
例祭や臨時祭などの祭礼に際して、天皇の勅命により特別に勅使を差遣し、祭祀、奉幣をせしめられることを勅祭と呼び、これを受ける神社を勅祭社と云います。
勅祭に預かる神社は古くからあり、平安末期以来の京都御所周辺の二十二社がその代表でありました。
近代になってからの勅祭社は、明治維新以降、東京奠都(とうきょうてんと)により、明治天皇入都の際に、武蔵国鎮守勅祭の社として氷川神社を定めたのが始まりとされ、正式に勅 祭社として治定されたのは、明治十六年、賀茂祭及び石清水祭が勅祭と定められた賀茂御祖神社賀茂別雷神社及び石清水(=男山)八 幡宮が最初で、後に、春日神社氷川神社熱田神宮橿原神宮出雲大社明治神宮靖国神社宇佐神宮香椎宮鹿島神宮香取神宮平安神宮近江神宮朝鮮神宮 が勅祭社となりました。
現在の勅祭社は朝鮮神宮を除く 十六社で、宇佐神宮と香椎宮は十年ごと、鹿島神宮、香取神宮は六年ごとの吉日を選定し勅使が差遣され、また靖国神社には春秋二度大祭に勅使が差遣されています。



伊勢の神宮は、毎年五大祭のうち月次祭を除く祈年祭神嘗祭新嘗祭に勅使が差遣されていますが、別格とされ特に勅祭社と呼ばれておりません。 

 

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2014年01月21日

神道のことば(七)社格(11)近代社格制度(4)無格社

明治維新後太政官布告により官国幣社はもとより、府県社以下の神社も府県の地方管理の下、府県社以下の神社の祭神由緒氏子などが調査され政府に届出なされたものを国として集約した全国の神社の帳簿=神社明細帳に登録されるようになり、国で法的に認められた公認の神社が定められました。

無格社 水天宮






無格社(むかくしゃ)
神社明細帳に登録された公認の神社の中で、村社の社格に至らない神社のことを云い、当初、社格を有する神社と区別するための呼称で、正式には社格ではありませんでしたが、後に社格の一種ともされるようになりました。
無格社の神社であってもほとんどは氏子を有し、村社以上の神社とは、神饌幣帛料供進指定神社でなかったことや境内地が地租免除地方税免除の対象とされなかったことなどが異なる以外に、目立った相違はなかったようで、実際にはこの無格社の数が最も多く、当時の神社の大半を占めていたとされます。その中の規模の小さな無格社の多くは、明治末期の神社の合併整理政策神社合祀(じんじゃごうし)で廃社となり、無格社は減少することになりました。
 

無格社の総数
無格社 59997社 



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2014年01月20日

神道のことば(七)社格(11)近代社格制度(3)諸社

諸社(しょしゃ)
明治維新後、太政官布告(だじょうかんふこく)により、社格制度で定めた官社以外の神社を諸社と云い、府県社(=府社県社藩社郷村社(=郷社村社)に分類され、官社に対して民社とも呼ばれます。
府社 御香宮神社







府県社は府、県の庁から幣帛を、郷社は府県または郷(=市)から幣帛を受けるべく神社と列格され、藩社廃藩置県により列格には到りませんでした。府県社と郷村社の一部の指定神社(=神饌幣帛料供進指定神社)に限り幣帛を受けることが認められていました。

府社の社格は東京府大阪府京都府の3府に所在する神社に与えられ、県社は3府以外の県に所在の神社や外地など県外の所在でも県社とされました。

郷社は郷里の産土神(うぶすながみ)で幅広く崇敬された中心的役割を持った神社が列格され、村社の多くは村の鎮守の社などが列格されました。


諸社(=民社の社格の順列 
府社=県社=藩社郷社村社

諸社(=民社の総数
府社県社藩社 1148社
郷社 3633社
村社 44934社



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2014年01月17日

神道のことば(七)社格(11)近代社格制度(2)官社

官社(かんしゃ) 
官社とは、(朝廷、皇室、国)から祈年祭新嘗祭奉幣を受けるべきと定められた神社のことで、官社は官幣社国幣社に分けられ、それぞれに大社中社小社の序列が設けられ、官幣社、国幣社を総称して官国幣社と呼びました。
官幣大社 竈山神社




明治維新までは律令制の延喜式の社格制度にならい、神祇官から幣帛を受ける神社を官幣社、国司(=地方官)から受ける神社を国幣社としていましたが、明治維新以後は、皇室(=宮内省)から幣帛を受ける神社を官幣社国庫から受ける神社を国幣社としました。
主として官幣社は二十二社のような皇室の崇敬を受けた神社、或は天皇、皇室を御祭神として祀る神社など、皇室に縁のある神社が選ばれ、国幣社は各国の一宮を中心とした地方との関係に重きを置く神社が選ばれました。


別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ)
国家皇室に功績を挙げた忠臣を祭神として祀る神社を、官幣小社と同じ待遇とした別格の官幣社と定めました。




官社の社格の順列
官幣大社国幣大社官幣中社国幣中社官幣小社国幣小社別格官幣社 


官社(=官国幣社)の総数
官幣大社 62社
国幣大社 6社
官幣中社 26社
国幣中社 47社
官幣小社 5社
国幣小社 44社
別格官幣社 28社


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