四方拝

2014年01月01日

宮中祭祀(一)四方拝

宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)
皇居の賢所(かしこどころ)皇霊殿(こうれいでん)神殿(しんでん)宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)で、天皇陛下が国家と国民の安寧と繁栄をお祈りになられることを目的に行われる祭祀のことで、天皇陛下御自らが祭祀を斎行し御告文を奏上なされる大祭と、掌典職(しょうてんしょく)の掌典長らが祭祀を行ない、天皇陛下が拝礼なされる小祭がございます。

天皇皇后両陛下は、年に二十数件におよぶ主なる宮中の祭祀を大切に受け継がれ、常に国民の幸せを祈っておられ、皇太子同妃両殿下をはじめ皇族方も宮中祭祀を大切になさっておられます。

日本国旗








四方拝(しほうはい) 
新年の一番最初に行われる(戦前まで国家行事の四方節と呼ばれた)宮中祭祀の中でも、歴代天皇だけに許された最も重要な祭祀の一つで、この年の五穀豊穣と国家、国民の安寧をお祈りになられます。天皇陛下に代わって祭祀を行う=御代拝(ごだいはい)は認めらず、天皇陛下御自ら一人で行いになられる特別な祭祀になります。

天皇陛下は大晦日の夜、天皇陛下自らの身体=玉体(ぎょくたい)を御湯(みゆ)でお清めになられ、日の光が当たると太陽のように輝くとされる歴代天皇のみが着ることを許される特別の装束=黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を召され、元旦の午前四時頃(=寅の一刻)に出御され、宮中三殿の西側にある神嘉殿の南側の庭に設けられた建物の中に設けられた御座(ござ)で、厳かに秘儀なる儀式が行われます。

御座に着座された天皇陛下は、御笏(みしゃく)をおとりになり、北に向かい、新しい年の属星(ぞくせい)を七回唱えられます。
北斗七星の七つの星には其々に、年の干支(えと)が割り当てられており、平成二十六年は午年(うまどし)ですので、本年の属星は破軍星(はぐんせい)になります。


(一)貪狼星(どんろうせい)→子年
(二)巨門星(こもんせい)→丑年、亥年
(三)禄存星(ろくそんせい)→寅年、戌年
(四)文曲星(ぶんきょく)→卯年、酉年
(五)廉貞星(れんていせい)→辰年、申年
(六)武曲星(ぶきょくせい)→巳年、未年
(七)破軍星(はぐんせい)→午年

その後、再拝に続いて、呪文が唱えられます。
 
賊冦之中過度我身(ぞくこう しちゅうかどがしん) 
毒魔之中過度我身(どくま しちゅうかどがしん)
毒氣之中過度我身(どくけ しちゅうかどがしん)
毀厄之中過度我身( きやく しちゅうかどがしん)
五急六害之中過度我身(ごきろくがい しちゅうかどがしん)
五兵六舌之中過度我身(ごひょうろくぜつ しちゅかどがしん)
厭魅之中過度我身(えんみじゅそしちゅうかどがしん)
萬病除癒(ひゃくびょうじょゆ)
所欲随心(しょよくずいしん)
急急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)

さまざまな国難はわが身を通過しますようにという意味の国家国民の安泰を祈る呪文で、国家国民の難、罪穢れをわが身を通して大祓いされ、代表して天地の神々に懺悔し、この天地自然を司る神々と国民との取次ぎをなされておられます。

続いて、天皇陛下は、先ず伊勢の神宮の皇大神宮、豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神を拝されます。

四方拝される神々
神宮=伊勢の神宮
天神地祇(てんじんちぎ)=天津神、国津神 
神武天皇陵
先帝三代の陵(みささぎ)=明治天皇の伏見桃山陵、大正天皇の多摩陵、昭和天皇の武蔵野陵
武蔵国一宮氷川神社
山城国一宮賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下賀茂神社)
石清水八幡宮
熱田神宮
鹿島神宮
香取神宮


本年の四方拝も昨年同様に、天皇陛下のご高齢によるご負担を考慮し、神嘉殿ではなく、御所で無事行われ、その後、宮中祭祀にあたる新年二番目の歳旦祭(さいたんさい)が行われ、引き続き、新年祝賀の儀に臨まれ、天皇陛下は「新しい年をともに祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭に当たり、国の発展と国民の幸せを祈ります」と述べられました。



mahorakususi at 18:39|PermalinkComments(0)
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