神社の歴史

2014年04月15日

神社と歴史(二)現代(6)神社本廳の設立

神社本廳(じんじゃほんちょう)の設立
1945年(昭和二十年)12月15日、GHQ(=連合国軍最高司令官総司令部)は、戦後改革の一環として、国家国教化していた神道勢力が結合する形態は、政教分離の概念から問題があるとして、神道指令を発し、神社を国家から分離することを命じました。
神社本廳

それを受けて日本政府は、1946年(昭和二十一年)2 月2日に神祇院を廃止し、翌日の1946年(昭和二十一年)2 月3 日に、宗教法人令に基づいて、皇典講究所(こうてんこうきゅうしょ)大日本神祇会(だいにほんじんぎかい)、神宮奉斎会(じんぐうほうさいかい)の3団体が相寄り、全国の神社の総意により内務省外局・神祇院の業務を引き継ぐ形で、被包括関係にない旧官国幣社の一部(=伏見稲荷大社、日前神宮・國懸神宮、梅宮大社、靖国神社、出雲大神宮など)を除いた全国の神社を包括する神社本廳(=社本庁)という民間の宗教法人が設立されました。
神社本廳には86,157 社の神社が加入しましたが、その傘下に入らず、神社本教や北海道神社協会などの別の宗教法人の傘下に入った神社や、単立の宗教法人となった神社もありました。



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2014年04月14日

神社と歴史(二)現代(5)神祇院と社格制度の廃止

神祇院(じんぎいん)の廃止
1945年(昭和二十年)12月15日、GHQ(=連合国軍最高司令官総司令部)日本政府に対して発した 国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件(覚書)=神道指令を受け、神祇院は廃止されることとなり、1946年(昭和二十一年)2 月2 日、日本政府は、行政整理実施ノ為ニスル内務省官制中改正等ノ件(勅令)によって、昭和初期の神祇官興復運動、神祇特別官衙設置運動を受け、1940年(昭和15年)の皇紀2600年記念に際して設置され、敬神思想の普及に努めた、国家神道の絶頂期を象徴する存在だった神祇院を廃止しました。
昭和二十一年 神社 社格制度の廃止
また同時に、神社関係の凡ての法令を改廃し、社格制度も廃止しとなりました。GHQの干渉を恐れた神社側は、石の社名標社格が刻まれた部分をセメントで埋める神社が多く現れました。その後セメントを除去した社名標もありますが、現在でもそのままのものも多くあり、当時の全国の神社人が全く予想もしなかった神道指令の下で心理的恐慌情況におちている人が多かったかを物語っています。



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2014年04月11日

神社と歴史(二)現代(4)新日本建設に関する詔書と人間宣言

新日本建設に関する詔書と人間宣言
1946年(昭和二十一年)1月1日、日本国の機関紙である官報昭和天皇新日本建設に関する詔書が発布されました。その詔書は俗に人間宣言と呼ばれていますが、人間宣言という名称は当時のマスコミや出版社が付けたものであって、事実、人間及び宣言という文言は当詔書内には一切入っておらず、然るに、天皇人間宣言をなさったという事実を物語るものではなく、人間宣言と謂うのは誤りでありましょう。
官報 號外 詔書  





その詔書の後半部で、昭和天皇が、天皇現御神(あきつみかみ)であるというのは架空ナル観念と述べ、それが恰も、天皇御自らがであることを否定したと解釈される部分であり、狭義にはその部分を表現する名称とし人間宣言と曲解されたものに過ぎず、架空ナル観念とされたのは天皇ヲ以テ現御神(アキツミカミ)トシということではなく、日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命 ヲ有スとする見方も否めません。
ただ、これを昭和天皇御自ら、天皇現御神(あきつみかみ)とするのは架空の観念であると述べ、自らの神性を否定したものと解釈したマッカーサーは、同日、この詔書に対する声明を発表し、天皇が日本国民の民主化に指導的役割を果たしたと高く評価しました。
 

官報 號外 昭和二十一年一月一日

詔書

茲ニ新年ヲ迎フ。顧ミレバ明治天皇明治ノ初国是トシテ五箇条ノ御誓文ヲ下シ給ヘリ。曰ク、
一、広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
一、上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一、官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメンコトヲ要ス
一、旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一、智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ
叡旨公明正大、又何ヲカ加ヘン。朕ハ茲ニ誓ヲ新ニシテ国運ヲ開カント欲ス。須ラク此ノ御趣旨ニ則リ、旧来ノ陋習ヲ去リ、民意ヲ暢達シ、官民拳ゲテ平和主義ニ徹シ、教養豊カニ文化ヲ築キ、以テ民生ノ向上ヲ図リ、新日本ヲ建設スベシ。
大小都市ノ蒙リタル戦禍、罹災者ノ艱苦、産業ノ停頓、食糧ノ不足、失業者増加ノ趨勢等ハ真ニ心ヲ痛マシムルモノアリ。然リト雖モ、我国民ガ現在ノ試煉ニ直 面シ、且徹頭徹尾文明ヲ平和ニ求ムルノ決意固ク、克ク其ノ結束ヲ全ウセバ、独リ我国ノミナラズ全人類ノ為ニ、輝カシキ前途ノ展開セラルルコトヲ疑ハズ。
夫レ家ヲ愛スル心ト国ヲ愛スル心トハ我国ニ於テ特ニ熱烈ナルヲ見ル。今ヤ実ニ此ノ心ヲ拡充シ、人類愛ノ完成ニ向ヒ、献身的努カヲ効スベキノ秋ナリ。
惟フニ長キニ亘レル戦争ノ敗北ニ終リタル結果、我国民ハ動モスレバ焦躁ニ流レ、失意ノ淵ニ沈淪セントスルノ傾キアリ。詭激ノ風漸ク長ジテ道義ノ念頗ル衰へ、為ニ思想混乱ノ兆アルハ洵ニ深憂ニ堪ヘズ。
然レドモ朕ハ爾等国民ト共ニ在リ、常ニ利害ヲ同ジウシ休戚ヲ分タント欲ス。朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、単ナル神 話ト伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神(アキツミカミ)トシ、且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命 ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ。
朕ノ政府ハ国民ノ試煉ト苦難トヲ緩和センガ為、アラユル施策ト経営トニ万全ノ方途ヲ講ズベシ。同時ニ朕ハ我国民ガ時艱ニ蹶起シ、当面ノ困苦克服ノ為ニ、又 産業及文運振興ノ為ニ勇往センコトヲ希念ス。我国民ガ其ノ公民生活ニ於テ団結シ、相倚リ相扶ケ、寛容相許スノ気風ヲ作興スルニ於テハ、能ク我至高ノ伝統ニ 恥ヂザル真価ヲ発揮スルニ至ラン。斯ノ如キハ実ニ我国民ガ人類ノ福祉ト向上トノ為、絶大ナル貢献ヲ為ス所以ナルヲ疑ハザルナリ。
一年ノ計ハ年頭ニ在リ、朕ハ朕ノ信頼スル国民ガ朕ト其ノ心ヲ一ニシテ、自ラ奮ヒ自ラ励マシ、以テ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ。

御名 御璽

昭和二十一年一月一日 



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2014年04月08日

神社と歴史(二)現代(2)自由の指令による信仰の自由

1945年(昭和二十年)10 月4 日、GHQ日本政府に指令を発し、その中で、思想、信仰、集会、言論の自由を制限する法令を撤廃するように命じました。 

自由の指令(=人権指令
反体制的な思想や言動を厳しく取り締まっていた日本政府に対し、GHQが、自由を抑圧する制度を廃止するよう命じた指令のことで、正式には政治的、公民的及び宗教的自由に対する制限の除去の件(覚書)と云います。
人権指令とも呼ばれるこの指令は、人権確保のため、思想、信仰、集会及び言論の自由を制限していた宗教団体法などのあらゆる法令の廃止、政治犯・思想犯の即時釈放、治安維持法と治安警察法の撤廃、特別高等警察(=特高警察)と内務省警保局の廃止、日本共産党員や違反者の引き続きの処罰を明言した山崎 巌(やまざき いわお)内務大臣以下、警保局長、警視総監、都道府県警察部長、特高課長など4000名の罷免を命じたものでした。
東久邇宮内閣

東久邇宮内閣(ひがしくにのみや ないかく) 
当時、史上唯一の皇族出身の首相(=第43代内閣総理大臣) 東久邇宮 稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)のもと、挙国一致で、国体護持一億総懺悔を敗戦処理と戦後復興に向けた二大方針とし組閣された東久邇宮内閣は、自由化政策を巡るGHQと内務省による対立とGHQによる内政干渉に抵抗の意志を示すこととともに、この指令を実行すれば、国内での共産活動が再活発化し、革命が起こることを危惧し、この指令を実行できないとし、翌10 月5日に内閣総辞職(在任期間は五十四日間の史上最短)しました。
この内閣総辞職による組織的抵抗は、日本占領下時代を通じて日本政府がまとまって抵抗の意思を表した唯一の事例と云われています。


次の幣原内閣(しではら ないかく)では、この人権指令に基づき共産党員など政治犯約3,000人を釈放、治安維持法など15の法律・法令を廃止しました。



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