佛教由来のことば

2013年04月22日

佛教由来のことば(4)佛頂面

佛頂面
 
佛頂面とは、
無愛想な顔つき。
不機嫌にふくれた顔つき。
不平らしい顔つき。
の意味で使われています。

何故、佛様の穏やかな御顔をそのような意味で云うようになったのでしょう。

実は、「佛頂面」の佛頂とは、「佛頂尊」のことを意味し、佛様そのものの御顔のことを指して云っている訳ではないのです。

佛頂(ぶっちょう)とは、
佛様の頭の天辺あたり、髷(マゲ)のように肉が盛り上がっている部分=「肉髻(にっけい)」を佛頂と云います。
佛様の三十二相八十種好の三十二相の吉相のひとつで、31番目の頂髻相(ちょうけいそう)のことです。
併せて、八十種好の吉相のひとつで、1番目の無見頂相(むけんちょうそう)のことでもあります。

肉髻も佛頂も烏瑟膩沙(うしつにしゃ)の訳で、烏瑟膩沙は梵語で、一般的に「ターバン」や「冠」のことを指します。

佛頂尊(ぶっちょうそん)とは、
佛様の頭の上(佛頂)に宿る最勝最尊の智慧を、佛様化したものを佛頂尊(ぶっちょうそん)と呼びます。佛頂尊の分類に入る佛様は様々ございますが、肉髻を佛様化したものも佛頂尊と云います。

佛頂尊
















主な佛頂尊

三佛頂・・・如来の胎蔵界三部の徳を表す
広大佛頂  (こうだいぶっちょう)
極広大佛頂 (ごくこうだいぶっちょう)
無辺音声佛頂(むへんおんじょうぶっちょう)

五佛頂・・・如来の五智を表す
白傘蓋佛頂(びゃくさんがいぶっちょう)
勝佛頂  (しょうぶっちょう)
最勝佛頂 (さいしょうぶっちょう)
光聚佛頂 (こうしゅぶっちょう)
除障佛頂 (じょしょうぶっちょう)

八佛頂・・・三佛頂と五佛頂を合わせたもの

九佛頂・・・八佛頂に摂一切佛頂(せついっさいぶっちょう)を加えたもの

十佛頂・・・九佛頂に普通佛頂を加えたもの

いずれの佛頂尊も、お経により様々な異名を持ちます。又、密教の場合は、〇〇金剛という呼び名もいたします。

様々ある佛頂尊の中で、最も優れた徳を持ち、頂点に立つのが一字金輪佛頂(いちじきんりんぶっちょう)です。
本来は一字頂輪ですが、勝れた教え=法輪=金輪に例え、「一字金輪」と呼ばれています。
大日如来様の所縁のものと、釈迦如来様由来のものがございます。

「佛頂尊」の面相は智慧に優れ、威厳に満ち、真剣なる面持ちが故に、無愛想で不機嫌にも見えることから「佛頂面」という言葉が生まれたと考えられております。
他にも諸説ございまして、嫌そうな顔つきの「不承面(ぶしょうづら)」が転じたとする説や、不貞腐れた顔つきの「不貞面(ふてづら)」から「佛頂面」になったとする説もあるようです。


日常、集中していたり、考え事をしていたりするときに、傍目には、無愛想や不機嫌と思われたりすることがございます。
見られる方も、見る方も誤解無きように、日頃の行いを大切にしたいものでございます。



mahorakususi at 18:00|PermalinkComments(0)
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