延喜式

2014年10月23日

神道のことば(八)祭祀(108)神宮の祭祀(LIV)御船代祭(三)

神宮の祭祀 御船代祭(三)

延喜式には天照大神御樋代御船代の寸法が下記のように記されています。

御樋代(みひしろ)
(高さ)二尺一寸(深さ)一尺四寸(内径)一尺六寸三分(外径)二尺

御船代(みふなしろ)
(長さ)七尺三寸(内)五尺七寸(広さ)二尺五寸(内)二尺(高さ)二尺一寸(内の深さ)一尺四寸 

一寸の十倍の一尺を三十・三センチメートルとして換算すると、御船代 (みふなしろ)の長さは優に二メートルを超えるもので一木(いちぼく)でそれをつくるにはかなりの大材が必要とされます。
御船代02

御船代01
御船代祭 (みふなしろさい)はその良材を伐採するために、木の本 (このもと)に坐(ま)す神 をお祀りし、戴いた(ひのき)を二つ割にして、立派な御船代が製作できるように祈るお祭りです。

皇大神宮儀式帳によれば、当時、用材の伐採から御正殿内に御船代が奉納されるまでには約一年を要したようで、現在では用材の乾燥に細心の注意を払い、ひび割れを防ぐため、伐採から八年後遷御(せんぎょ)の日が近づいた頃に、御船代奉納式によって御正殿内に御船代は奉安されます。

尚、御船代祭木の本 (このもと)に坐(ま)す神 をお祀りする点では、御造営前段の祭儀とも考えらますが、用材を製材し、彫り上げるまでの作業の順調をも祈るため御造営後段の祭儀としてとらえられます。 
御船代祭(四)に続く

御船代祭 (直近は平成十七年九月十七日・十九日)
皇大神宮(内宮)   九月十七日 
豊受大神宮(外宮)  九月十九日    

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2013年12月18日

神道のことば(七)社格(3)式内社

延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)
平安時代中期、延長五年(927年)に藤原忠平らにより纏められた延喜式(=全五十巻から成る律令の施行細則を記載した法典)巻一から巻十までに神祇式(=神祇官関係の式)に関する細かい取り決めが明記されており、巻一から巻七には、国家が神祇祭祀をどのように行うかを定め、巻八には祝詞が掲載され、巻九巻十神名帳(上下)で、国家として祭祀を行う対象の神社を一覧表にして記載したものです。
鴨高田神社






式内社(しきないしゃ)
所謂、一種の社格で、延喜式神名帳に記載された神社のことを云い、記載のない神社は、式外社(しきげしゃ)と云いいます。延喜式の内に記載された神社と云う意味から、延喜式内社、又は、式内社式社(しきしゃ)と呼ばれ、その数は、全国で神社2861社祭神3132座にのぼります。




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2013年11月06日

伝統日和 神拝詞(一) 祝詞(4)大祓詞(Ⅱ)

日本は古来より、言霊(ことだま)の幸(さきわ)う国と云われるように、言霊に対する信仰が根強くございます。
(ことば=言葉)に霊力が宿り、口に出して宣べることにより、この霊力が発揮されると信じられており、忌み詞(いみことば)=忌み嫌われる言葉を話すと実際に良くないことが起こり、祝詞(しゅくし)=祝福の言葉で状況が好転するように、慶事などの祝儀の席で忌み詞を使わないように心がけるのも、言霊を重んじる民族性の所以でありましょう。

祝詞(のりと)には、こういった言霊に対する信仰が根底にあるので、一字一句に流麗で荘厳な言い回しを用いて、間違えることがないように慎重に奏上されます。

大祓詞






古来より、特に大祓詞(おおはらえのことば)には、その言葉の響きそのものに穢れを祓う絶大な霊力があると信じられてまいりました。
また、大祓詞は正しい言霊の結晶とも云われており、波のうねりの如く律動的な独特な韻律や、言葉の絶妙な組み合わせの中に、躍動する言霊の息吹がございます。



大祓詞(おおはらえのことば)
大祓詞は、平安朝時代に編纂された律令の施行細則を指した法令「延喜式」に記載されているように、本来は、六月晦日と十二月晦日の年二回、朝廷で行われる大祓の儀式(=国中の罪穢れを祓う神事)で上げられる詞(ことば)で、京の都の大内裏朱雀門(だいだいりすざくもん)の前で、親王以下百官男女を集めて中臣氏(なかとみうじ)が大祓詞を上げ、忌部氏(いんべうじ)が祓いをしたとされ、別名中臣祓(なかとみのはらえ)とも云われており、我が国で最も古い祓詞(はらえのことば)とされております。
今では、延喜式記載のものから内容に改変が加えられ、大祓の除災神事で参拝者自らも上げるほか、多くの神社では毎日神前にて奉上されている最も重要な祝詞と云えましょう。



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2013年10月31日

伝統日和 神拝詞(一) 祝詞(1)祝詞とは

祝詞(のりと)
祝詞とは、お祭りの場において、神々様に、神徳を称え、崇敬の意を表する内容を奏上することばを意味します。
古くはのりとごと(宣処言)と云い、のり宣)は、のりとごとを略したことばで、上の位の者が、下の位の者に言い聞かせると云うことばで、(処)は、場所を示すことばになります。

祝詞は、元々、神々様が神聖なる場所から、私共、人間に言い聞かせることばでしたが、この形式の祝詞は残っておりません。
平安時代の法律書延喜式(えんぎしき)」が最も古い祝詞で、神々様に申し上げる形式のものであると伝えられております。
P1000990
祝詞のは、はふり(祝)=神職が神々様に祈りを申し上げることばという意味です。

この祝詞は、お祭りの内容に応じて、その折毎に、神々様に祈ることばとなっており、多彩な祝詞がございます。

そして、恒例の祝詞以外は、すべての神職自らが祝詞を創作され、創作する祝詞のお手本は延喜式祝詞となっております。
それ故に、古い大和ことばを主体とした祝詞は、神々しく有難い気持ちが生まれてまいります。

因みに、平安時代、朝廷が恒例のお祭りを行う際に用いた祝詞は「延喜式祝詞」で、祈念祭祝詞二十七編が今も残っており、現代祝詞の原点とされています。



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御製と遷宮に寄せる思い〜
神道のまめ知識など』

『平成29年 むすひ
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