御杣山

2014年11月14日

神道のことば(八)祭祀(122)神宮の祭祀(LXVIII)仮御樋代木伐採式(二)

神宮の祭祀 仮御樋代木伐採式(二) 

仮御樋代木伐採式 (かりみひしろぎばっさいしき)は、御杣山(みそまやま)に定められている長野県木曽郡上松町の木曾谷国有林内の高さ二十八メートル、推定樹齢三百年の天然檜を前に設けられた祭場にて、先ずは、御木と祭場の修祓が行われた後、白い斎服を身に着けた 造営庁 の主事が神饌奉奠(ほうてん=謹んで供える)し、続いて、技監御木の伐採の安全と麗しく 仮御樋代(かりみひしろ)が奉製されることを祈願する祝詞(のりと)を奏上します。
仮御樋代木伐採式 木曾谷国有林
奉仕者一同で八度拝八開手の拝礼を行い、撤饌(てっせん=神饌をお下げする)すると、御木を伐る儀に移り、造営庁技師忌斧(いみおの)を持って御木(おんき)を伐る儀 を行い、小工(こだくみ=神宮造営の宮大工)も同様の所作を行って、一同一拝し、仮御樋代木伐採式御木を伐る儀は一先ず終了します。
仮御樋代木伐採式
儀式が恙なく終わると、杣夫(そまふ)が古式ゆかしく斧を用いて幹の三か所から伐り進めるという伝統的な伐採方法=三ツ紐伐り(みつひもぎり)又は 三ツ尾伐り(みつおぎり)御木 を伐り始め、斧を入れ始めてから約五十分ほど経過した頃、倒木方向の最終確認を行い、最後の斧が打ち入れ、見事に御木が寝かされると、参列者や奉拝者から盛大な拍手が湧き起こり、御木への感謝と再生を願って鳥総(とぶさ)立てと呼ばれる切り株に檜の枝を一本挿し植樹する 株祭(かぶまつり=木曽山林において伐木後の伐株に、伐倒木の梢を取って挿し、山神に奉じた慣習が行われ、上松町での伐採の祭儀は滞りなく終了しました。
 
仮御樋代木伐採式(むすひ)に続く

仮御樋代木伐採式 (直近は平成十七年六月三日)
木曽国有林内祭場
(長野県木曽郡上松町)
   午前十時より  


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2014年11月13日

神道のことば(八)祭祀(121)神宮の祭祀(LXVII)仮御樋代木伐採式(一)

神宮の祭祀 仮御樋代木伐採式(一)

仮御樋代木伐採式(かりみひしろぎばっさいしき)とは、大御神本宮(もとみや=現在の御正宮)から新宮(にいみや=新しい御正宮)に遷られる遷御の儀の際に、御形(みかた=御神体)仮御樋代(かりみひしろ)と呼ばれる御器にお納めし、仮御樋代仮御船代(かりみふなしろ)に納められるのにあたり、仮御樋代仮御船代の御用材を伐採する際に(こ)の本(もと)坐(ま)す神をお祀りし、忌斧 (いみおの)を入れる厳粛な祭儀のことを云います。 
仮御樋代木伐採式
第六十二回神宮式年遷宮の諸祭の一つ、仮御樋代木伐採式が、平成十八年五月十七日、御杣山(みそまやま)に定められている長野県木曽郡上松町木曾谷国有林内の祭場にて、大宮司以下関係者約百人参列のもと、神宮式年造営庁職員の奉仕により斎行されます。

仮御樋代木伐採式(二)に続く

仮御樋代木伐採式 (直近は平成十七年六月三日)
木曽国有林内祭場
(長野県木曽郡上松町)
   午前十時より 

        
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2014年11月06日

神道のことば(八)祭祀(117)神宮の祭祀(LXIII)木造始祭(三)

神宮の祭祀 木造始祭(三)

木造始祭(こづくりはじめさい)は、先ず皇大神宮(内宮)の宮域内の五丈殿前にて、家屋の守護神である屋船大神(やふねのおおかみ)をお祀りし、神饌を供えて、屋船大神の前に申さくで始まる祝詞を奉上し、造営工事の無事と安全と神殿の造営が清く美しく奉仕されることを祈念して八度拝八開手の拝礼が行われます。
小工 鋸 木口

小工 墨壺 墨
撤饌(てっせん=神饌をおさげすること)した後、屋船大神(やふねのおおかみ)の見守りのもと、六名の小工(こだくみ)が二名ずつ御用材の代表木である棟持柱(たなもちばしら)三本の両口の前に進み、(のこぎり)木口(こぐち)を切る所作を行い、次いで同様に六名の小工が二名ずつ進み出て、御木に墨縄を打つ所作を行ないます
祭儀で使われる道具は儀式用のものですが、実際にも同様の大工道具が使われます。 
木造始祭 手斧
続いて、技監一名が再拝の後、三本の御木の前で手斧(ちょうな)を入れる所作の木造始の儀 (こづくりはじめのぎ)を行ない、同様に三名の技師がそれぞれ御木の前に立ち、手斧で所作を行ないます。
小工 手斧 木造始の儀 
最後に、小工(こだくみ)九名が三名ずつ三本の御木の前に進み、手斧を入れる所作をして木造始の儀を行い、木造始祭の祭儀は午前九時に終了します。

木造始の儀での一連の所作は実際の大工仕事を模した動きであり、御杣山(みそまやま)から伐り出されて神域に運び込まれた御用材が、木取り作業を経て建材へと生まれ変わる段階に入ったことを象徴するもので、御用材の選定にあたってきた技師や直接造営に関わる小工たちにとっては殊に意味深い祭儀になります。

木造始祭の祭儀の後、御用材は造営庁造営部山田工作場に運ばれて、それぞれ棟持柱垂木(たるき)へと姿を変えていきます。

木造始祭(四)に続く

木造始祭 (直近は平成十八年四月二十一日~二十八日)
皇大神宮(内宮)   四月二十一日 午前七時より 
豊受大神宮(外宮) 同 日       正午より

(皇大神宮 別宮)
荒祭宮       四月二十二日 午前八時
月読宮        四月二十三日 午前八時
月読荒御魂宮     同 日     午前九時
伊佐奈岐宮       同 日    午前八時
伊佐奈弥宮       同 日     午前九時
瀧原宮        四月二十五日 午前八時  
瀧原並宮        同 日    午前九時
伊雑宮          同 日    午前八時
風日祈宮      四月二十七日 午前八時
倭姫宮          同 日     午前八時
(豊受大神宮 別宮)
多賀宮        四月二十二日 午前八時
土宮         四月二十八日 午前八時
月夜見宮        同 日    午前八時
風宮           同 日    午前九時   

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2014年10月24日

神道のことば(八)祭祀(109)神宮の祭祀(LV)御船代祭(四)

神宮の祭祀 御船代祭(四)

平成十七年九月十七日、午前十時より、皇大神宮 (内宮)に於いて、御船代祭 (みふなしろさい)の祭儀が行われます。神域内に太鼓の音が響き、白い斎服姿の総勢八十人の神職たちを先頭に、青い素襖姿の小工(こだくみ=ご造営の工事に従事する宮大工)忌鍛冶(いみかじ=鍛冶)、さらに 物忌(ものいみ=神さまに仕えるために心身を清浄に保った童子)の童男(※山口祭では童男と童女の二人の物忌が奉仕)が御正宮まで参進します。
内宮忌火屋殿前 修祓
御正宮八度拝八開手(はちどはいやひらで)の拝礼を行い、大御神御船代の御用材を伐採することを奉告した後、 内宮忌火屋殿前 にて神職、童男、小工、忌鍛冶の十五人の奉仕員が塩と榊による修祓(しゅばつ=祓い清め)を受け、風日祈宮(かざひのみのみや)橋の南側東方にある宮山祭場(みややまさいじょう)へと向かいます。
御船代祭
宮山祭場には、中央に黄色、四隅に青色、赤色、白色、黒色の五色の幣が立てられた祭場がいくつも並び、皇大神宮 (御正宮)をはじめ第一別宮の荒祭宮月讀宮月讀荒御魂宮伊佐奈岐宮伊佐奈弥宮 瀧原宮瀧原竝宮伊雑宮風日祈宮倭姫宮の別宮の祭場がそれぞれ設けられています。

神職によって祭場が祓い清められ、(つがい)の白鶏(しろかけ)の生調(いきみつぎ)鶏卵(かけのかいこ)をはじめとする海山のお供え物が供えられます。 祝詞 を奉上し、御用材伐採の安全と御船代(みふなしろ)奉製の無事完成を祈念して、八度拝八開手の拝礼を行います。
御船代祭 皇大神宮
お供え物を徹したのち、物忌(童男)が忌鍬(いみすき)を持って忌物を地中に納める儀が行われ、続いて、忌鎌(いみかま)を持って草木を刈り初める儀を行い、 物忌が忌斧(いみおの)を持って小工と共に御木を伐る儀 を行って一同一拝し、皇大神宮 (御正宮)の祭儀は終了します。
御船代祭 荒祭宮の儀
その後、十一時からは荒祭宮の祭儀が、正午からは月讀宮以下九別宮の祭儀がずらりと並んだ九つの祭場で同時に行われ、ほぼ同様な祭儀が御正宮を含め計三回行われます。
御船代祭 宮山祭場
一回目は御正宮の祭儀、二回目は第一別宮の祭儀、三回目は第一別宮以外の別宮の祭儀となります。
御船代木 伐木の儀
また、伊勢の神宮で御船代祭が斎行される同日同時刻に、御杣山(みそまやま)の長野県の木曽谷国有林に於いて、御船代御用材の伐木(ばつぼく)の儀が執り行われます。 宮山祭場 物忌が忌斧(いみおの)を持って小工と共に御木を伐る儀を行う時刻に合わせ、樹高二十三メートル、胸高直径七十四センチメートルの天然木曽檜が伐採されます。
御船代祭(五)に続く

御船代祭 (直近は平成十七年九月十七日・十九日)
皇大神宮(内宮)   九月十七日 
豊受大神宮(外宮)  九月十九日     

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2014年10月15日

神道のことば(八)祭祀(102)神宮の祭祀(XLVIII)御樋代木奉曳式(二)

神宮の祭祀 御樋代木奉曳式(二)

御樋代木奉曳式(みひしろぎほうえいしき)とは、長野県の木曽谷と岐阜県の裏木曽の両御杣山(みそまやま)で伐採した御樋代(みひしろ)御料木を、沿道の各地で盛大な歓迎を受けながら週日を経て伊勢に陸送し、これを両宮域内に曳き入れる儀式のことを云い、到着した御料木は、皇大神宮(こうたいじんぐう=内宮五十鈴川を遡(さかのぼ)り風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)付近から神域に曳き揚げられ、豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮外宮北御門(げくうきたみかど)から神域に入り、それぞれ五丈殿(ごじょうでん)前に安置されます。 
御神木奉迎送ルート
嘗て、鉄道やトラックによる搬出が出来なかった時代、山口の神木の本の神をお祀りして大量にいただく檜は、大谷刈り、小谷刈りといった方法で山から谷へ、谷から川へと下ろされ、木曽川を下って桑名の河口に出て、纏めて筏(いかだ)に組み、海路で伊勢湾を沿岸づたいに南下し、度会郡大湊町字外浜浦(現伊勢市)の大湊町の網場(貯木場)に搬入されていました。
伊勢太神宮御造営材 大湊貯木場
大湊町の貯木場から、皇大神宮(こうたいじんぐう=内宮御料木は、五十鈴川を遡り、内宮の作所(現宇治工作場)へと川の中を曳く川曳き(かわびき)で、豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮御料木は、宮川をさかのぼって川曳きし、右岸の山田上の口から陸路を曳く陸曳き(おかびき)で、外宮の作所(現山田工作場)へ運ばれていました。

昭和四十八年の第六十回神宮式年遷宮からは、御杣山から伊勢まで陸路で運ばれることとなりましたが、現在でも神域内へは皇大神宮(こうたいじんぐう=内宮御料木川曳き豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮御料木陸曳きで入れられます。 
御樋代木奉曳式(三)に続く

御樋代木奉曳式 (直近は平成十七年六月九日・十日)
皇大神宮(内宮)   六月九日 
豊受大神宮(外宮)  六月十日  

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